デビュー戦 3

その日に行われる興行は全て4回戦の試合でした。全部で16試合ありまして、体重が重い順に
試合を行っていきますのでLフライ級の私は15試合目でした。6時試合開始なので、本来なら
会場にはゆっくりと入ればいいのですが、その日は朝、検診が出来なかった為、4時に後楽園ホールに
入らなければなりませんでした。
検診はすぐに終りまして、選手はそれぞれどこかに消えていきました。
私は別に行くところもなかったので、そのまま、控え室に残っていました。私以外には
もう一人別のジムの選手が残っていたのですが、その選手はかなり厳つい人で、別に話しかける必要も
ないし、向こうも話しかけてこない為、2人でじっとしていました。

そのうちに、その選手のジムの選手が控え室にやってきました。
(その選手は後に日本タイトルを2階級制覇した人です。)数日前に私のいたジムの選手と試合を
したばかりで、そんな事を話したのがきっかけで話が弾んでそれぞれのジムであったことを大笑いを
しながら3人でずっと話してました。
それから数年後、その彼が日本チャンピョンになった時に、ボクサー仲間数人で
祝勝会をやったのですが、あの厳ついボクサーの正体を聞きびっくりした事がありました。

試合の事はほとんど覚えていません。
試合前にリング中央でレフリーに注意を聞いているときに「いい睨み合いだなー」と
声が掛かった事。
4ラウンドの始まる前のインターバルの時にくたくたで、セコンドから何を言われても
耳に入らないような状態の時に当時、ジムの先輩の為に指導に来ていましたある有名トレーナーの
方に右の耳元で大声で「ボーイ返事するの!!」と怒鳴られたのは覚えています・

覚えているのはそんな事ぐらいです。
あとから、試合の話を聞きますとなかなかの激闘だったという話でした。

試合は判定で勝つ事が出来ました。
これでまだ、ボクシングを続ける事が出来るなという事を
考えていたような気がします。
[PR]
by fukui-curry | 2009-03-07 09:55 | ボクシング


<< 手でやっています デビュー戦 2 >>