K君

テレビ、新聞等でも報じられておりましたので、御存知の方も
多いと思いますが、元東洋太平洋フライ級チャンピョンのK選手が
不慮の事故の為にお亡くなりになられました。

K君は最初、私の先輩が会長を務めるジムに所属しておりました。
そして、トレーナーには、私の後輩のO君が付いておりました。
たまに先輩のジムに顔を出した時にK君の顔を見たのですが
とても爽やかな好青年でとても良い印象を持ちました。

そのような訳でK君が東洋太平洋のタイトルを獲得する試合から
世界タイトルマッチまでだいたいの試合は大阪まで見に行っていました。

東洋タイトルの何回目かの防衛戦の際に、名古屋のジムで
スパーリングをするという事で、その時に後輩のO君と一緒に家に泊まりに
きた事がありました。

その夜、うちで食事をしていた時に当時私が指導していました
Yという高校生がK君のファンであったことから
「びっくりさせたいから電話してもらえるかな?」というと
「いいっすよー」とすぐに電話をしてくれました。

Yの驚きようといえばなかったです。
また、その後もYの友人を始め多くの人達にサインを書いてもらいまして
郵送してもらってました。

その防衛戦はYと2人で見に行きました。
試合終了後、Yが写真を撮ってほしいというので
出てくるのを待っていました。
私が知り合いの記者さんたちと話していると
Yが呼びに来ました。

K君に近づき
「K君、この子がこの前の、、、」と話そうとした時に
K君はすぐに気が付き
「おー遠くからありがとう、ありがとう」と何度も何度も
言っていました。
そして、2人の写真を撮りました。
本当に今でもその光景は目に浮かびます。
とてもいい感じでした。

そんな2人を見ていたら、私も写真が撮りたくなってきて
K君と撮ってもらいました。

私はあまり写真とか好きではありません。
ですから試合後のプロボクサーと写真など撮った事はありませんでした。

自分の教え子とすら、撮った事はありません。
でも、何ていうのか、この日だけは特別だったようです。

家に泊まった時に
私がある世界チャンピョンの事を引き合いにだして
「K君もこの前の試合ああすればよかったのに」
といいますと、K君は
「そんな事考えもしなかったです」と
笑って言ってました。その時に私が
「上を目指しているなら、それ位の事やらなくちゃ」と言ったのですが

今になって考えてみれば
そういう事を考えないところが
K君のいいところだったのだと思います。


K君、長い間、お疲れさまでした。
ゆっくりと休んで下さい。
いい試合をたくさん見せてくれてありがとう。
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by fukui-curry | 2009-04-16 22:12 | ボクシング


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