ボクシングの事 

今、週に一度だけですが、ボクシングを教えに行っております。プロのジムではありませんので
それ程、強い選手はいないのですが、空手、キックボクシングなど他の格闘技で試合に
出場する選手が練習に来ておりますので、アマチュアのジムですが割りと厳しくやっております。

私がボクシングを始めたのは17歳の頃でした。当時、豊橋市にはボクシングジムが
ありませんでしたので、浜松のボクシングジムまで通っておりました。

そのボクシングジムは猪野健治さんが書かれた本に登場してくるような親分が始めたジムで
その親分がジムの経営から手を引くという事になりまして、当時の若い者のうちの一人が
跡を継いでジムは存続する事となったという事です。

入門した時は、ジムの会長はともかくとして、おっかなそうな顔をした先輩も何人か
いましたが、不思議と怖さはなかったです。

怖いという気持ちよりも、ボクシングジムに入門できた嬉しさと、そういう怖そうな先輩がいた方がボクシングジムらしくていいなと、ワクワクしていたのだと思います。

浜松まで通うには、自転車、電車、徒歩と、つないで約一時間掛かりました。
電車代と月謝でお金もかなり掛かりましたので、週に4日バイトをして3日ジムに
通っていました。

ロードワークは雨が降ろうが、何があろうが絶対にやってました。
ジムに行った日も、帰ってきてから走っていました。ジムにいけない日は普段の倍ぐらい
走っていました。

ボクシング漫画を読んで自分で練習をしてましたので、東京のジムに入門するまで
ずっとそういうものだと信じていました。

ボクシングを始めてから、インスタントラーメンや炭酸飲料などそういう類の物は
食べなくなりました。
これも全部本で読んでそういうものだと思ってました。

ですから、体が炭酸にすっかり弱くなってしまい、今でもすきっ腹の時や、少し疲れた時に
ビールなど飲みますと、一気に酔いが回ってしまいます。

スパーリングは、ジムに入門して2日目に初めてやりました。相手をしてくれた先輩は
フェザー級の10回戦を戦う先輩でした。今、考えると信じられない話ですが、本当です。
内容は覚えておりませんが、ゴングが鳴ったときに先輩の顔が急に怖くなった事だけは
今でも覚えております。

今日はこんなところで。
また、続きます。
# by fukui-curry | 2009-02-17 10:06 | ボクシング

プロだったら

この頃、若い人から相談を受ける事が多くなってきました。相談というよりほとんど
愚痴なんですけど。

「この料理長の下では、料理を覚えられない」 「オーナーが売り上げの事しか考えていない」
まあ、ほとんどがそんな内容です。

時間が許せば、なるべく知り合いの働いているお店には顔を出すようにしております。
ですから、そんな時には、いつもこう答えます。
「俺は、お客さんでもあるんだよ。お客さんに料理長が悪いとか、オーナーが悪いとか関係ないだろ!そういう話はお客さんにはするな」

まあ、そういう事を言いたくなる気持ちもわかりますが。でも口にはしない方が
いいと思います。


この業界は頑固な人、偏屈な人、怒りっぽい人等々、少し困ってしまうような人も
結構います。
また、マスコミで取り上げたりする時もそんな人を、取り上げがちです。
だから、そんな感じの人でないと美味しい料理を作れないかと思ってしまい、若い人に中には
行動が荒っぽくなったり、口が悪くなったり、そういう間抜けな事を真似しがちですが
そんな事は関係ありません。

優しくて、温かくて、人間的に素晴らしくて、美味しい料理を作り、お店を繁盛させている人達は
たくさんいます。

ただ、それではつまらないから、特別マスコミが取り上げないだけでは
ないのでしょうか。

確かに、少し困った人たちでも、美味しい料理を作る事は出来るし、お店を繁盛させる事も
出来るでしょう。有名になる事もあるかもしれません。
でも、そういう人達は料理を作る事で、料理から何かを得るという事は少ないと思います。
料理の作り方を学ぶのはとても大事な事ですが、その反対に料理を作る事で料理から
色々な事を学ぶ事もたくさんあると思います。
そちらの方が、人として大事な事が多いような気がします。

話がずれてしまいましたが、料理長が悪いとか、オーナーが悪いとかという
そういう類の話は
御客様にも料理にも何にも関係ありません。
# by fukui-curry | 2009-02-15 10:23

心を分かち合いましょう

カレーは毎日食べています。味見としてではありません。
ちゃんとした食事としてガッチリと食べております。

「同じ釜の飯を喰う」という言葉はとてもいい言葉だと思っています。

石毛直道先生がおっしゃっておりました「食事を分かち合う事は心を分かち合う事」という言葉が
大好きです。

心を分かち合えるような人と食事は一緒にしたいです。

今、この時、日本のどこかで私の作ったカレーを食べていらっしゃる方は
必ずいると思っておりますので、私も毎日カレーを食べます。

同じ釜の飯ではないですが、同じ鍋で作ったカレーを食べるというのも
御客様と心を分かち合う事になると私は勝手に思っております。
# by fukui-curry | 2009-02-14 01:13

本を御恵送頂きました。

先日、「会社の心」という本を御恵送頂きました。

自分のやっている事がそれ程間違っていなかったのかなと
思えるような出来事が近頃、増えてまいりました。

皆様の御期待を裏切らないように、全力で頑張ります。
# by fukui-curry | 2009-02-13 11:54

こんな本を読んでました。

料理人と仕事  木沢武男著

この本は、ボクシングを引退したての頃、大体20年位前に買った本だと思います。

この本には、料理の詳しいレシピはほとんど出ておりません。若い頃は、料理のレシピを
憶える事しか興味が無かったものですから、それ程面白いと感じる本ではありませんでした。

ただ、段々と年をとりまして、少し気になった時に読むたびに、そのつど違う面白さを感じるそんな本のうちの一冊です。

「努力の積み重ねである料理人の道を迷わず息切れもせず歩むには妥協の入らない意志が
どうしても必要です。これは教える事も分けてやる事も出来ない、そして歩み続けて終点に
至る事でひとつの職業を選び取った責任を自分に対して果たす事が出来る」
(料理人と仕事より抜粋)

この業界は常に求人をしております。なかなか、若い人達にも定着してもらえません。
しょうがないと言えばしょうがない事かもしれません。
この仕事は労働時間は長いし、職場の環境も快適といえるところはそれ程多くは
ないと思います。経済的にもそれ程恵まれるわけでもないですし、休みも思うようには
取れる仕事ではありません。
人間的にもなかなか、難しいという人もいないわけではありません。

大きな夢を持ってこの仕事に就いた若い人達からみたら、やってられないと思う事は
当然の事だと思います。

でも、出来る事ならこの仕事を選んだ以上は最後の最後まで続けていってほしいです。
途中でやめないでほしいと思います。

でも、どうしても辞める、続ける事は出来ないというのであれば、せめてこの仕事に
恨みを持たずに辞めていってほしいと思います。
次の仕事が、例え違う職種の仕事であっても、この仕事の不平、不満は出来れば口には
出さないでいてほしいと思います。
結末がどうであれ、一度は自分で選んだ仕事なんですから。

今の私には到底出来ませんが、人と人とのお付き合いもそういうもので
ありたいと思っております。
# by fukui-curry | 2009-02-10 14:20